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大和心への回帰 212.希望の党、公認は数よりも質を整備すべきではなかったのか。 [政治]

大和心への回帰 212.希望の党、公認は数よりも質を整備すべきではなかったのか。
http://www.yamatogocoro.com/article/453913980.html より

一時は政権交代選挙に発展する可能性を帯びつつあった衆院選’17も、どうやら一定の着地点にたどり着きつつあるようだ。

小池代表の「排除」発言が、枝野新党誕生の起爆剤となり民進党は分断された。
リベラルといえば聞こえはいいが、行き場を失いかけていた反日左翼護憲勢力が共産、社民と連帯してはっきりと色分けされることになったことは革命的な出来事であろう。
反日左翼護憲勢力が、まさか保守改憲勢力に査定されることになろうなどと考えてもみなかった屈辱であろうが、これを以て選挙の選択肢が極めて分かり易くなったことは、大いに結構なことである。

関心事は、小池代表の出馬に絞られていたが「都政に専念すべき」との圧倒的世論や(出馬反対80%)、過日の「三都物語会談」で、維新の松井知事に(不出馬について)釘を刺されたこと、更には政治ド素人の小池側近とされる若狭勝の「次の次発言」等々により、どうやら「不出馬」の肚を固めた様である。

踏絵については「安保法制」のバ-を微妙に引き下げ、民進党議員の公認を150名規模にされると観測されている。希望の党入党に当たっての協定書10項目に署名捺印することが公認の条件とされているが、「外国人参政権反対」など民進党議員としては受け入れ難い内容が含まれている。

俗に言われている「排除リスト」登載者はともかく、「希望」の威を借りて政治信条を変節させてでも当選のために小池新党に参画する者は、国民に監視され厳しい立場に追い込まれる可能性がある。

どうやら、当初は「民進党全員公認」と思い込み、希望に全面協力しようとしていた連合も、旧民進党議員には協力するが、小池生え抜き新人には協力しない、との意向を表明したようだ。

もともとチルドレンは政治のド素人であり役に立たないのは過去に証明されている。
連合が協力しないことによって、限られた日数の中でビラ配りやポスタ-貼りを行うにも支障が生じることになるだろう。

政界では、発言を鵜呑みすることはできないが、産経新聞との会見で、小池氏が出馬を断念したと報じられているが、そうすることが賢明である。
迫りくる北の脅威や様々な国難が押し寄せる中、過半数の233名以上を公認出馬させるというのはせめてものファイティングポ-ズであろうが、希望の党の政権奪取を諦めたことは(勿論、本人が選挙中口にすることはあり得ないが)賢明である。

間違って希望の党が政権を取るようなことがあれば、国防や安全保障にド素人な集団が右往左往しているうちに、日本は沈没の危機を迎えかねないからである。
小池代表に見る目があるならば、不出馬こそが日本の国益であり、大局が見据えられていたということになるだろう。
野望だけで天下が取れるほど甘くはない。

今回の枝野新党の誕生によって、当選後希望から枝野党に移籍する者あるいは公示前に公認された希望を辞退して枝野党から出馬、という流れがあるのではないかとみている。
希望がどれだけの当選者を出すかは予測できないが、233名あまりの出馬の中で民進党出身者が150名以上ともなれば、当選後は踏絵などは反故にされる可能性がむしろ高いのではないか。

民進党による希望の党背乗り事件に発展しないことを祈るしかないが、どうも過半数以上を公認するのは後々質の劣化を招く結末になるのではないだろうか。

国政党首も定かでない。幹事長や党三役も決まっていない。
希望の党立ち上げは、政界再編の起爆剤にはなったが行く末は茨の道である。
数よりも質を整えるべきではなかったのか。
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