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昼寝ネコの雑記帳  個人と家族にこそインテリジェンスが必要な時代だ [政治]

昼寝ネコの雑記帳  個人と家族にこそインテリジェンスが必要な時代だ
http://hiruneneko.exblog.jp/27377962/ より

 振り返ってみれば、今は嵐の前の静けさだったと言われるのではないだろうか。臨界点がひしひしと迫ってきているような、緊張感を感じている。厭な緊張感であり、胃が重くなる。

 一体、いつまでに何を間に合わせようとしているのだろうか。なかなか明確にすることは難しい。おそらく、想像にしか過ぎないが、ひとつひとつのピースを手許に引き寄せ、組み合わせを考えているときに、何かが閃き見えてくるのではないだろうか。従って、焦らずに一歩一歩進めていくしかないのだろう。

 改めて、独りでできることには限界があると痛感している。方向性や基軸については明確にするものの、絶えず変化する表象を捉え、その深層を洞察するには、やはり複眼的な検証が必要だと思う。

 書類の山に埋もれていた「インテリジェンス」の講義テキストを、なんとか探し出してめくってみた。

 第1回目の講義は「オリエンテーション・インテリジェンスとは」、というタイトルだった。当時、防衛研究所主任研究員だった小谷賢先生が用意してくださったテキストだ。

 シャーマン・ケントという、イェール大学教授、CIA主席分析官だった方が、1947年に書いた内容だ。

1.インテリジェンスとは、知識、機能、組織である。
2.知識:政策決定者や軍人が知っておかなくてjはならない外国の知識のこと。
3.組織:情報収集、分析、配布などを行う組織のこと。
4.機能:情報収集、分析、配布など一連のプロセスのこと。

 半世紀以上前の古い時代であり、しかも今日のようにインターネットや偵察衛星などが存在しない時代だったと思うのだが、現在でも通用する考え方のようだ。

 授業で先生が面白い質問をした。ある元CIA長官に愛人ができたと話し出した。メールでやりとりをすると、通信傍受システムに探知されてしまう。さて、この元CIA長官と愛人の女性はどのような方法で、傍受されずメッセージを伝え合っただろうか・・・というのが質問の内容だった。インテリジェンスの最初の授業で、いきなり柔らかい話題になったので驚いてしまった。生徒から正解は出なかった。

 GoogleのGmailを使い、送信したい文章を書き終えたら、送信せずそのまま下書きとして保存したという。お互いにメールアカウントのパスワードを共有し、未送信メールを閲覧したそうだ。なるほど、そんな方法があるとは思いつかなかった。デヴィッド・ペトレイアスとポーラ・ブロードウェルという実名とともに、二人の画像が掲載されているが、二人とも映画俳優のような美形だ。

 諜報活動の世界は・・・私に実体験はないものの、陰謀と謀略が渦巻いており、気が休まらないだろうと想像している。最初から人の背景を疑わなくては成り立たない。なんと孤独な世界だろうか。それだけに、信頼できる人間同士の絆は強く、相手を大事にすることになるのだろう。分かるような気がする。

 考えてみたら、私がしようとしていることは、マニュアルも先例も無い内容だ。前人未踏なのだから、道が険しくて当然だと思う。でも、好きでやっていることなので、あまり負担には感じていない。

 そういえば今朝、企画提案書を送った相手の社団法人から電話があった。内容はかなり良く把握していただいたようだ。ただ、公益性の高い法人なので、一営利企業を推薦する先例を作ることを逡巡しているようだ。それは分かる。いろいろ説明し提案も行い、再度検討していただくことになった。企画提案書を送っただけで、待ってましたと決まるわけはない。そんな甘い世界ではないことは、骨身にしみて理解しているつもりだ。進展があったら、改めてご報告させていただく。
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