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MIZUNAの部屋 現内閣は「戦争処理内閣」になるかも [政治]

MIZUNAの部屋 現内閣は「戦争処理内閣」になるかも
http://mizunamayuneko.blog.fc2.com/blog-entry-2382.html より

アメリカと北朝鮮が数ヶ月間秘密裏に協議との報道がありました。
何か、「驚きを持って」受け止められているようですね。

先の太平洋戦争で、日米が開戦にいたる経過で、両国は最後の最後まで交渉を続けていました。まあ、懸案事項としては主に満州における権益とか、関東軍の中国大陸からの撤収などだと思いますが、結果的には日本政府は受け容れられず、アメリカも、日本がアジア大陸を制覇することを受け容れることは出来なかったのでしょう。

北朝鮮危機が深刻さを増していますが、今日の状況に至るまで米朝は没交渉だったのか?
そんなことはありませんね。
何度も接触を重ねてきたはずです。

以前当ブログでも指摘しましたが、
朝鮮戦争休戦協定締結から60数年経過しています。
東西ドイツとは異なり、同民族が武器を手に取って互いに殺し合った北朝鮮と韓国が平和的に統一出来るはずもなく、北朝鮮は、アメリカ(国連軍)に対し、
休戦協定を平和条約とする交渉を過去から繰り返してきたものと想像しています。
難色を示しているのはアメリカ(連合軍)の方でしょう。極東地域に緊張状態を作り続けることが、アメリカの利益にかなっているからでしょうね。
また、中国とロシアの情勢次第では、アジア大陸への進出も夢ではありませんので、韓国という拠点を手放すはずはありません。
アメリカが「台湾」を確保し続けているのも同様の理由でしょう。
一方
韓国に至っては未だに「半島統一」を夢見るお花畑な頭脳の政治家ばかりなので、全く話にならないですね。

休戦状態とはいえ、朝鮮半島では東西陣営が膠着状態となっていることは確かで、おそらく、何も起こらなければ、これからも数十年〜百数十年、この状況が継続されるのでしょう。

それに終止符を打つ答えの一つが「平和条約締結」であり。北朝鮮の主張しているところのものです。

面白くないのはアメリカですね。北朝鮮という「共産主義国家」を平和協約締結により追認することになりますので・・・。
これは、外交上「アメリカの敗北」を意味します。
到底受け容れられないというのがアメリカの本心でしょう。

なら、アメリカの戦略としてどのようなことが考えられるか?
思うに、第二次世界大戦後の世界、まあ国際連合体勢というのか戦勝国クラブ体勢というのか・・・
現状
ほぼ機能停止状態ですね。
常任理事国同志が一枚岩なわけでもありません。
当初常任理事国だった中華民国は早々に除外され、戦勝国でも何でもない中華人民共和国が常任理事国に指名される。当時の戦勝国ソビエト連邦は崩壊し、ロシアとその他小国に分裂。でもなぜかロシアが常任理事国を続投。
そもそも戦勝国クラブ内に自由主義陣営と共産主義陣営が混在しているのが機能不全の一原因ですが、当時としては、共産主義陣営よりも日本やドイツ、イタリアのファシズム台頭のほうが脅威だったでしょうし、米英から見れば、共産主義勢力の力はさほど脅威ではなかった。また、米英仏露中がアンチ・ファシズムとしてタッグを組む方が得策と考えたんでしょうね。
一方
実態として、当時アジア大陸で共産主義の膨張を必死に抑えていたのは日本で、
その日本が米英に敗北することにより、中国大陸は赤化し、朝鮮半島も北半分が共産国となりました。
加えて、アメリカは中国、ソ連が支援する北ベトナムの攻勢を抑えることが出来ずベトナム戦争から撤退。ベトナムも赤化しました。

太平洋戦争以降アメリカがアジアで打ち負かしたのは日本だけで、それ以外は情けない結果に終わっています。

結局のところアメリカは何がしたかったのでしょう?

対日戦争までは、国家のイデオロギーの発動たる「戦争」という色が濃かったですが、その次は対共産主義戦争、以降は他国に代理戦争を戦わせる、あるいは紛争の火種を植え付け、武器を売りさばく・・・。
外交問題を解決するための最終手段としての「戦争」ではなく、戦争によって利益を得る「戦争ビジネス」にシフトしていますね。
このようにアメリカの戦争スタイルが大きく変貌する中、「古いタイプの戦争」が「休戦協定」という形で封印され続けてきたのが朝鮮戦争です。

アメリカと北朝鮮の恫喝まがいのやり取りを見ていると、
ああ、北朝鮮は今も朝鮮戦争を戦っているのだと再認識させられます。
アメリカも、国民の命と財産の保全を前面に出し、北朝鮮に非難の言葉を浴びせています。1953年に時間が巻き戻ったような感じですね。

それから「アメリカ・ファースト」を唱えるトランプ大統領にとって、朝鮮半島問題は、自身のドクトリンを実体化させるためにも、クリアーしなければならない懸案事項なのでしょう。

世界の枠組みを大きく変化させる中でアメリカも変化する。そういう基本政策がアメリカにはあるのではないかな?
アメリカは、今回の北朝鮮危機を利用するつもりでしょうね。多分アメリカと北朝鮮の対立だけでは終わらないと思います。すでに数カ所に時限装置がセットされており、米朝有事と共に、複数箇所で何らかの緊急事態が発生するものと見ています。ただ、これは軍事事象とは限りません。経済上・世界金融上の深刻な事象かもしれませんし、大きな自然災害かもしれません。

いずれにせよ、近い将来第二次世界大戦規模の大厄災が発生し、国際社会は旧枠組みを放棄し、新秩序を再構築せざるを得なくなる状況に追い込まれるのでしょう。

Newsdigestより
・・・転載開始・・・
Top 速報 米朝が数ヶ月間秘密裏に協議と報道
https://newsdigest.jp/639
LIVE 米朝が数ヶ月間秘密裏に協議と報道
2017年8月11日23:42
アメリカの上級外交当局者と北朝鮮側が数ヶ月間秘密裏に接触しているとAP通信が報道。
・・・転載終了・・・
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