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中韓を知りすぎた男 世界の中国排除が始まった 3月27日(水) [政治]

中韓を知りすぎた男 世界の中国排除が始まった 3月27日(水)
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-1205.html より

中国の習近平は21から26日にかけてイタリア、モナコ、フランスの欧州
3カ国を訪問する。

しかし問題なのは中国へのコンテ・イタリア政権の前のめりの姿勢です。
中国側は、対中接近を強めるイタリアのコンテ政権との間で、イタリア北東
部トリエステ港への投資計画への餌でコンテ首相を釣り上げた。その他両国
は交通インフラ、エネルギー、金融など30件の経済協力に合意しました。

このことに関してマクロン政権はイタリア政権を批判していますが、中国の
外務省の王超次官は「フランスとも協力を確実に推進している」とは何をか
言わんや

イタリアは劣悪な財政状態にあるからと言って、EUやアメリカが安全保障
面で対中警戒を強める中、中国の「一帯一路」に関する覚書を交わすとは!

イタリアのコンテ首相は中国の最近の実態を知らなすぎます。中国の内外債
務総規模は約4221兆円を上まわっています。これ以外にも、シャドーバンキ
ングなど不透明な融資などがあり、最終的な債務の規模は誰もわからない、
天文学的な債務です。そのため、中国本土からの資金逃避が起こっています。

海外展開をしてきた中国企業もその資金繰りが厳しくなりつつあります。
同時に外貨準備不足が深刻化しており、これを補うために国有企業に外貨
建て資金を売却させて、その売却金を外貨準備に繰り入れています。

このように「一帯一路」はほぼ壊滅状態になっています。だから2015年の
イギリス訪問の際にした7兆円以上の投資の約束も空手形になっています。
翌年、エリザベス女王が、中国一行の非礼な態度を暴露したことで、イギリ
ス人は目を覚ましました。

結果中国に接近していたキャメロン前首相、オズボーン財務前大臣への反感
がイギリス国内で高まった。国民投票によってブレグジットが成立したのも、
EU離脱に反対していたキャメロンやオズボーンへの反感が原因の一つだと
いわれています。

イギリスはブレグジットによってヨーロッパを捨てましたが、もちろん移民問題
が最大の原因です。中国と縁を切ったイギリス国民は正しかったが、
ヨーロッパを捨てるのはあまりにも稚拙すぎです。

イギリスは離脱の場合、国内総生産(GDP)はリーマン・ショック以上(6%
~8%)の落ち込みを覚悟せねばなりません。なぜならイギリスは金融に特化
して製造業は他国の投資に任しているからです。特に日本がイギリスから出
ていってしまうと、イギリスの産業基盤は完全に壊れます。

前回のブログに書いたように日本の企業の進出は大小千社以上の工場が
進出してイギリスの雇用を支えています。だから事情が分かっているメイ首相
は安倍首相にすり寄ってきたのです。

話をイタリアに戻します。
これらの事実を知らずにイタリアのコンテ首相は中国の「一帯一路」に関す
る覚書を締結した。

このイタリアの覚書調印にはアメリカが強く反対を表明、中国はイタリアへ
の投資攻勢でEU切り崩しを狙っていることが何故わからないのだろうか
アメリカは世界各国に中国を選ぶのかアメリカを選ぶのかという選択を迫っ
ています。中国を選んだイタリアに未来はありません。イギリスはかろうじ
てもともとのアメリカを選びました。

中国の思惑どおり、フランスとイタリアの外交関係の悪化が、史上稀に見る
事態に差し掛かっています。2019年2月7日、仏外務省はイタリアのたび
重なる内政干渉を理由に駐イタリア大使の召還を発表。「フランスは数カ月
前から、再三の糾弾や根拠のない批判、荒唐無稽な主張にさらされてきた」
と強い語気の声明を公表しています。

元より移民問題を巡って両国の関係は芳しいものではなかったが、最近で
は副首相自らが抗議デモ運動のリーダーや欧州議会選挙出馬予定の活動
家らと面会してはツイッターなどで支持を表明、果ては集合写真なども公開
するなど仏政府を挑発するような言動が目立っていました。

イタリアとフランスは弾が飛び交う戦争になっていませんが、駐イタリア大
使の召喚など戦争一歩手前です。遂にマクロン政権の堪忍袋の緒が切れた
ということです。

経済面でもイタリアがリセッション入りし、ドイツもこれを辛うじて回避する程度
の頼りない状況にある。イタリアの現政権では良識派と目されるコンテ首相は
両国間の対立が「直ちに解消」されることを期待すると述べているが、同首相
が副首相2名に挟まれてレームダック化していることは周知の通りです。

結論から言いますと、イタリアは世界が見えていない。つまり中国企業の投
資を世界的に拒否する動きが出てきています。あの中国ベッタリだったドイ
ツすら、中国によるドイツの工作機械メーカーの買収を認めない決定をし
ています。

国際的に中国企業の排除が始まりつつあることが見抜けない、イタリア政権
を選んだ国民は不幸の極みです。
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