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強制立ち退き強行の村幹部が村民に刺殺 中国安徽省| ニュース | 新唐人| 中国情報|報道 [政治]

強制立ち退き強行の村幹部が村民に刺殺 中国安徽省| ニュース | 新唐人| 中国情報|報道

【新唐人NTDTV=米NYに本部を置く中国語衛星放送。中国&国際ニュースを独自の視点でお届けします】中国では地方政府による暴力的な強制立ち退きが後を絶ちません。安徽省の村で2019年2月23日、村の幹部が強制立ち退きを強行していたところ、村民に刃物で刺され、死亡する事件が発生しました。
安徽省阜陽市(ふよう-し)臨泉県公安局は25日、陶老郷の共産党委員会書記・姜紅偉(こう・こうい)が23日朝、立ち退き隊を率いて違法建築を取り壊していた際に、周という53歳の村民によって刃物で刺され、搬送先の病院で死亡したと発表しました。
一方、地元村民によると、当局から1月27日、村の18軒の民家を解体するとの知らせが来ました。さらに、河道を占拠した違法建築であるため、補償は出ないとのことでした。しかし、これらの住宅は数千元の手続き費用を払い、許可を得て建設したにも関わらず、立ち退きを強いられているといいます。村の共産党委員会からは取り壊しが嫌なら、お金を払えと言われているそうです。
郷の共産党委員会書記、姜紅偉は23日、立ち退き隊を引き連れ、1軒目の陶さんの家にやってきて、取り壊すと脅迫し、お金を要求しました。その際、この家の老人を押し倒したため、村民の周さんが見かねて非難したところ、姜紅偉が周さんを殴り、さらには周さんの家を取り壊すと脅しました。
村民 王さん
「家を建てる時に数千元を払ったのに、今は金を払わないと家を取り壊すと言っている。どれも築浅で、一番新しい家は6〜7年しか経っていない。他の郷では取り壊しに50人がやって来て、拒むと2回も殴られた。それで彼は刃物で幹部を刺し殺したが、すぐ自首した。殺された人は人民代表だ」
さらに、家を一軒建てるのに数十万元がかかるが、これは一生の蓄えであるため、村民らは理不尽な強制立ち退きに抵抗していると示しました。地元の郷政府の圧力に耐えきれず、数戸の村民はお金を出しましたが、事件発生後、郷政府はすぐ村民らに返金したそうです。しかし、その際に、お金を出しても家を守ることはできなくなったと脅迫されたそうです。
村民 周さん
「一軒あたり、少ない方で3万元、多い方は6万元要求され、出さないと取り壊される。河道など占拠していない。(殺された)彼は郷のトップなので、数十人を引き連れて来た。ショベルカーも来た。初めて建てた家なのに、取り壊すとなると、誰でも命がけで抵抗する」
陶老郷の強制立ち退きは今回が初めてではありません。2017年にも地元政府は違法建築だとして、補償金も支払わず、民家100軒あまりを取り壊しました。村民らは当局に暴力による脅迫をやめ、法律に基づいて合理的な補償をするよう求めています。
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