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昼寝ネコの雑記帳  心を澄ますときに、清流が心に流れ込んでくるかのようだ [政治]

昼寝ネコの雑記帳  心を澄ますときに、清流が心に流れ込んでくるかのようだ
https://hiruneneko.exblog.jp/29496501/ より

 今、世界で一番不安と怖れを感じている人には、どんな人がいるだろうか。誰にでも多かれ少なかれ、不安と怖れはつきものだろうと思う。

 ここ数日、米朝会談を中心とする情報が飛び交っている。驚いたことに、南北朝鮮の和平交渉の延長線上には、両首脳のノーベル平和賞受賞が描かれているという。核ミサイルで国際社会を恫喝していた張本人が、ノーベル平和賞で自尊心をくすぐられ、懐柔されつあるのだろうか。それとも、それが格好の退路なのだろうか。

 私は何十年も前に、成田からソウル経由の飛行機でアメリカに向かう途中、突如飛行機が飛ばなくなり、ソウルのホテルに一泊を余儀なくされたことがある。韓国の土を踏んだのは、後にも先にもあの一度だけである。北朝鮮には足を踏み入れたこともない。皆目想像もつかない国ではあるが、脱北者の話や現地の若人の本音を読むならば、決して安泰の独裁国家ではないように思う。

 想像するに、北朝鮮に対するアメリカからの圧力は、本気で相当なものだろう。金正恩委員長は、国を留守にするとクーデターが起きることを懸念していると聞いている。自分に対する暗殺未遂も、何度か経験しているようだ。正確な人数は把握していないが、兄弟や親族を含むかなりの人たちを粛正してしているというのも、事実だろう。直接接する周りの人たちからは、ちやほやされているかもしれないが、北朝鮮の一般の人たちの本心はどのようなものだろうか。餓死寸前まで追いつめられた農民が、農耕用の牛を屠殺して食用にして死刑になったこともあるようだ。現在も、兵士ですら劣悪な食糧事情にあるらしい。再び餓死予備軍が、相当数控えているのかもしれない。

 そのような北朝鮮と対峙するアメリカ、中国、ロシア、韓国、そして日本は、北朝鮮の窮地をいかに自国の国益に結びつけるか、という政治的な発想で様々な駆け引きをしているのだろう。

 私はどの国の政権とも完璧に無関係だが、韓国を除く各国首脳はとっくに北朝鮮を見切り、いかに自国に有利な環境を作るかに腐心しているように思う。韓国の文在寅大統領は別で、北に対してはどうやら強烈な同胞意識があり、強い融和感を持っているように見える。過日、英語だけのミーティングに出席したが、司会者は韓国人男性だった。間接的に聞いたのだが、その男性は「北朝鮮は敵ではない」と明言し、逆に親近感を持っているようだったそうだ。

 ある新聞の電子版には、北朝鮮が日本を攻撃する5つのシナリオというタイトルで、想定される攻撃パターンを紹介していた。かなり以前、中国人民解放軍による日本侵攻マニュアルなるものが漏洩したことがあった。いずれにしても、日本に侵攻しようという作戦は実在し、国内に潜伏しているスリーlパー工作員も、それなりの人数にのぼると考えるべきなのだろう。仮に、米朝会談が決裂に終わったとき、北朝鮮が日本を攻撃する可能性が高まると、その記事では述べられていた。

 つまり、日本も決して安泰の国ではなく、状況によっては軍事侵攻があり、あるいは国内に潜伏する工作員による、テロ攻撃が実行に移される可能性が高まると見るべきなのだろう。

 それらを勘案し、何年も前から安倍総理は布石をうってきているのではないだろうか。外国人登録法の改正、マイナンバー制度の導入、共謀罪、テロ関連法案。そしてある日突然、竹島不法占領を根拠とする有事宣言と、それに伴う外患罪の適用、戦時国際法の適用・・・これらによって国家の安全保障を脅かす勢力の一掃を、目指して来ているのでは内だろうか。余命記事で何度も表現されていた、「安倍総理は一括処理を目指している」というのは、どうやらそういうことではないかと考えている。

 前置きが長くなったが、私は個人的にずっと、自然災害以外の非常事態・緊急事態の発生を想定して、個人レベルの備えをするよう勧めてきている。食糧、飲料水、日用必需品、医薬品、燃料、予備電源、などである。その考えは今でも変わらない。変わらないどころか、急激にその警戒心は高まってきている。

 さらにいえば、軍事侵攻以前に繰り広げられている情報戦争に目を向け、どの政治家、政党、マスメデイア、司法関係者、ジャーナリスト、学者などが、他国の国家や情報機関の影響下で、日本国内におけるプロパガンダ活動を、捏造情報、印相操作や世論誘導の形で展開しているかを英邁に見抜くことも期待されているのではないだろうか。

 選挙には棄権せず、日本の将来を託せる候補者に一票を投ずることが、国民としての権利であり、同時に義務でもあることを認識すべき時代に、私たちは生きているという自覚を持つべきなのではないだろうか。

 雑音に遮断されず、心を静かに澄ますときに、私たちそれぞれは、自らの責務に思いが向くのではないだろうか。
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