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中韓を知りすぎた男 栄える国と亡びる国 5月1日(火曜日) [政治]

中韓を知りすぎた男 栄える国と亡びる国 5月1日(火曜日)
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-1155.html より

前回よりの続き

前回は、トランプ砲に答えて、トヨタ自動車はアメリカ人に愛され、アメ
リカの会社として人々のあいだに定着していることを書いてみました。
それではなぜトヨタはアメリカ人に好意を持たれるのか、データでは見え
ない部分を書いてみます。

現在、アメリカ社会における雇用の半分以上は、不定時採用、つまりアルバ
イトです。彼らは正社員と違い、簡単にクビを切られる立場にあります。
トヨタにも、もちろんアルバイトはいます。しかしその割合は2割を切って
います。しかしトヨタはアルバイトとはいえ簡単にクビを切ったりはしま
せん。

トヨタのアルバイトは正社員の待遇と何ら変わりません。アメリカの社員は
重役、正社員、アルバイトでは昼食の部屋が違います。トヨタや日本企業は
重役も工場長もアルバイトも同じところで昼食をとります。全て日本式です。

アメリカに進出した日本企業の多くがアメリカ人に好意を持たれる理由がわ
かって頂けたと思います。

さて日本が強い分野は資材や部品です。その資材や部品を日本製の工作機
械で組み立てて製品を作り輸出しています。なにもアメリカだけでなくいまや
世界の傾向です。日本の工作機械がなければ、どの国も先端技術のモノづく
りが出来ません。

日本の工作機械の占有率は2年前に中国に抜かれたと新聞に出ていました
が、心配ご無用です。ハイテクの高度な製品を作ろうと思ったらNC装置が付
いた日本製の工作機械を使うしかないのです。

日本のファナックは世界最高水準のコンピュータ数値制御の工作機械を作っ
ています。トランプ大統領はアメリカに工場をつくるように求めていますが、
ファナックの工作機械なしには、アメリカの製造業は復活しません。

またトランプ大統領は、オバマ政権が凍結していた石油・天然ガスのパイプ
ラインを建設する大統領令にサインしました。その時の条件は、アメリカの
材料や設備を使うという条件を課しましたが、日本製の鋼管を使った方が、
利益が出るそうです。何故ならアメリカの鋼管は何度か打ち込むと壊れてし
まうからです。

シェールガスを取り出す際も強度の強い日本製の鋼管が使われています。
トランプがいくら望んでも、アメリカの材料や設備だけではできない。
何をするにも日本の技術が必要になります。

またトランプ政権は「防衛力強化」を打ち出していますが、アメリカの迎撃
ミサイルの先頭部分のコーンも日本製です。

宇部興産独自の技術により生まれた「チラノ繊維」は、戦車、空母,潜水艦
まで応用されています。徳島の和紙で作った特殊フィルターも同じく原子力
空母や原子力潜水艦のクリーンルームを作るためにも使われています。
特に戦車は目に見えないほどの小さな砂ぼこりが入ってこないようにするに
は和紙の特殊フィルターを必要としています。このようにいたるところで
日本製品がキーデバイスとなっています。

もちろんこれだけでは有りませんが、アメリカが防衛力を強化するためには
日本の技術を使うしかありません。

日本の製造業はアメリカだけはありません。日本のメーカーは、アジアや欧
米各国にも続々と工場を進出させています。これらが現地の人たちの雇用
をうながして失業率を減らし、GDPや輸出量の増加に大きく貢献しています。
いまや日本経済は世界経済を支える重要な役割を果たしているのです。

日本の製造業の実力を知ってもらうことで、不安を煽るエコノミストたちや、
日本経済新聞の悲観的な論調を払拭出来たのではないかと思います。

さて今度は金融面から日本の凄さを見てみます。
29年財務省の発表によれば、対外純資産最高349兆円、2年ぶりで増加、
26年間連続で最大債権国です。またアメリカ向けの直接投資は、日本企業
の現地生産などがすすみ、5.4%増しの53兆1842億円となり、過去最大
を更新しています。この財務省の公表を見ればトランプ大統領に文句など
言われる筋合いなど全くありません。

それでは何故日本企業は安い労働力を提供してくれる後進国だけでなく
アメリカで生産をするのか、エコノミストの知らない答えを書いてみます。

戦後、アメリカは日本製品にとって常に主要市場として存在していた、とい
うことは日本の製造業が稼ぐマネーはドルだったために、国内で生産にかか
る費用、たとえば社員の給料を支払うために稼いだドルを円に両替すると、
その行為がドルに対して円の価値を押し上げる圧力となり円高に振れます。

円高になれば製品を輸出したとしても日本企業は利益を確保するのが困難
になります。過去円が急騰しそうな気配が見えると、財務省は直ちに円の
引き下げ狙って市場介入します。しかしこのような状況では、大量にドルを
抱え込んでいる日本企業が輸出によって稼いだドルは、持ち帰って円に
交換できないことを意味します。

だから日本企業はアメリカで現地生産にすれば持ち帰るドルは一部になり、
円高を防げることになります。もちろん貿易摩擦との兼ね合いもあります。

だから現地生産で稼いだドルは、アメリカの銀行にとどまらざるを得ません。
アメリカにとどまる日本のドルの総額がどれほどなのか、多くの日本企業も
日本の政治家もアメリカ政府も誰も知らない、だが、信じがたいほどの巨額
であることは確かです。多くの日本企業がアメリカの銀行に預けてある巨額
なドルが徐々にアメリカを支配し始めました。

いわゆる日本の保有するドルがアメリカ経済の借り手に貸し出される、その上
日本の金融機関はアメリカ国債を買い続けます、お陰でアメリカ政府は巨額
な財政支出が可能になった。日本がアメリカ債権を吸収し続ければ、アメリカ
は大量の財政赤字をほっておくことができる。つまり日本はアメリカを経済的
に支えてきたのです。

こうした異常な状況がアメリカ経済拡大に資金供給で日本が大々的に力を貸
す事になった。したがってアメリカは知らず知らずのうちに日本に依存せざるを
えなくなった。つまり経済的に日本はアメリカを完全に支配下に置いてしまった
のです。しかし日本政府もアメリカ政府も誰も知らない。

またここ30数年アメリカで生まれている新しい仕事や生産性の向上は、製造
業とはほとんど関係がありません。そして大部分の企業は高い株価で支えら
れています。その株価も、実際の生産よりも希望や期待を反映した企業が
多く存在しています。しかもすでに多額の資金が投資されています。

アメリカ銀行には莫大な資金があるはずだと言っても、それはどこから流れ
てきたのか、その資金源の正体は紛れもなく多くの日本企業の預金です。
つまりアメリカの銀行に預けてある、日本人が所有するドルこそが、今日の
アメリカ経済の輝かしい好景気を支えている唯一の重要な要因といっても過
言ではありません。

そしてもっと目を凝らして見ると、世界経済の地平線のかなたを眺めると、
大きな存在として浮かび上がってくるのは中国ではなく、それは紛れもなく
日本です。ここ30年中国が日本に取って代わると考えているアメリカ人や
ヨーロッパ人は、正直に言えば愚かというより他ない。

それは何よりも日本の経済力の大きさであり、中国を含めた東アジア、東南
アジア諸国全体の経済の2倍以上に匹敵する事実を知れば、彼らも判断を改
めざるを得ないはずです。

それは単に、日本経済の貿易規模やGDPの大きさだけの問題ではありません。
数千年にわたって営々として積み上げられてきた日本文化の輝かしい歴史と
伝統が、人類社会全体に対する強力なリーディング・ネーションとしての資
質と実力を明確に証明しており、世界の人々からの篤い尊敬と信頼を集めて
います。

それに比べて中国は日本の様に数千年の歴史が存在しません。何故なら
中国には同じ言語と同じ歴史を共有する国民というものが存在しないから
です。中国人が自慢する4千年の歴史は大嘘です。中国の歴史とは中国
大陸の歴史です。

中国は異文化、異言語の人々の寄せ集めです。中国には単一民族としての
中国は一度も存在しなかった。未だに上海人は上海語を話し、広東人は広東
語で話します。中国が日本に取って代わるという考え方は、中国の政治的現
状を完全に見過ごしています。

欧米で蔓延している「21世紀は中国の世紀」という表面的な見方は、巨大な
国土面積と人口のせいです。中国人の宣伝は、「我々は純一無雑の中華民
族であり、歴史が始まって以来ずっと、周辺の民族と混ざり合うこともなく、み
な血の繋がった兄弟の様に過ごしてきた」この中国の宣伝に欧米各国は完全
に騙されてしまった。

日本の中国歴史学者も欧米の学者も孔子や論語を中心にした紀元前6~5世
紀ころの中国各地の有力諸侯が覇権を争っていた春秋時代しか見ていません。
この春秋時代から戦国時代にかけて、儒教だけでなく、諸子百家と呼ばれる
さまざまな思想家がいました。学問として価値があるのは結局このあたりま
でです。

日本を含めて欧米各国の学者が、この時代の漢籍による偏った教養が、日本
を含めた世界中の経済人を勘違いさせてしまった。経済人は漢籍を通じて
身に着けた中国イメージが現実とのギャップに失望・幻滅してしまった。経済人
のその被害たるや想像を絶します。

日本人はもちろん欧米人もあまり知らない中国の歴史を簡単に追ってみます。
紀元前221年に秦の始皇帝によって統一されたが、それ以後も中国人は人種
も国土の大きさも、さまざまに変化してきました。

我々が親しみを感じる孔子や孟子が活躍した時代の漢民族は後漢末期の
戦乱により漢民族はほぼ絶滅し、北方から侵入してきた遊牧民族に取って
代わられます。隋や唐はこうして侵入してきた遊牧民が作ったのです。

その後、契丹人が建てた遼や、女真人が建てた金に北半分を占領されてしま
います。そして、ついにはモンゴル人の帝国が南宋までも併合して中国全土
を統一することによって消滅してしまいます。その後、明が出来たが満州人
の清朝に征服されます。

このように、大きな流れを見るだけでも、中国人が宣伝するような「永久不変
の中国」など存在しないことが分かります。


(だんだんあさっての方向に飛んで行って何を主張するのか分から
なくなってしまいました。長い文章になって申し訳ありません)
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