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昼寝ネコの雑記帳  アクシデントにもめげず、月越しの祭りを祝う [政治]

昼寝ネコの雑記帳  アクシデントにもめげず、月越しの祭りを祝う
https://hiruneneko.exblog.jp/29403533/ より

 月末の振り込みはインターネットバンキングを利用しているのだが、相変わらず原始的に一件ずつ振り込み手続きをしている。振り込み一覧表を作成し、一気に振り込む方法があるのは分かっているのだが、新しい仕組みを習得するのが億劫で、ズルズルと無精なままである。

 2時間を見込めば十分だろうと考え、昼近くから作業を始めた。椅子に座っていると、背中の筋が酷く凝って辛くなることがある。今日は、振り込み作業の最初から背中が重苦しく、ゴム製の腰痛用ベルトを背中から胸に巻き上げ、椅子の背中にもたれるように作業をしていた。同じ姿勢が辛くなり、少し後ろに反った分パソコンを手前に引き寄せた。その瞬間、画面が真っ暗になってしまった。パオコンから電源コンセントが抜けたのはすぐに分かった。画面だけでなく、私の目の前も真っ暗になってしまったが、気を取り直してパソコンを起動し、時計を見ながら初期読み込みが終わるのを待った。

 ところが、締め切り時間が迫っているそんなタイミングで、パソコンがなかなか使用できる環境にならない。じりじりした気持ちで待ったが、一向に変化が見られず、再起動してみた。状況は同じだった。また再起動したが、どうも迷路に入り込んだようで、再起動自体に時間がかかる。今度は強制終了して起動し、シフトキーを押しっぱなしのセーフブートという方法で立ち上げを軽くし、起動後はすぐに再起動して、今度はピーラムクリアとかいう、コマンド+オプション+P+Rの4つのキーを同時に押しっぱなしで起動させる方法を試した。

 なんとかネットバンキングの画面は開いたが、まだまだかなりの件数が残っている。最後の5件を残した状態で、無慈悲にも午後3時になってしまった。3時を過ぎると、他行宛ての振り込みは翌日扱いの振り込み予約になってしまう。翌日といっても、明日は土曜日なので3日後の月曜日になってしまう。だめ元で最初の1件目を振り込んでみたら、受け付けられた。へえ、と思いながら連続して試してみたら、残り4件もちゃんと振り込むことができた。終了したのは3時5分だったので、5分程度のハミダシは許容してくれるのだということが分かった。コンピュータにも人情味があるのだということを知り、嬉しく思った。

 最近の私は、いくつもの案件が一斉に出口に殺到しているような状態で、交通渋滞を起こしてしまっている。冷静沈着に集中し、着実にこなせるほどの訓練は受けていないので、ときどき天を見上げてため息をつくことがある。最近は、ここ十数年の出来事を思い起こすことが多い。どんな企業でも、売り上げ増大を最優先課題として取り組んでいると思う。私たちも、営業というベクトルを維持し、試行錯誤してきている。しかし振り返ってみると、製作から発送・納品、請求までのシステムの改良は当然のこととして、無意識のうちに商品の改良、付加価値の研究にかなりの時間と労力を費やしてきた。苦難の局面も多く経験しているが、結果として、優先順位の付け方は間違っていなかったと思っている。

 世の中を大局的に見るなら、変化の幅はますます激しくなり、経済や政治、治安、自然環境、日常生活に少なからぬ影響を与えるだろうと考えている。その結果、負の影響が拡がり人生観や価値観も大きな影響を受けるだろう。その影響は日常の購買意識にも変化をもたらし、贅沢品や嗜好品の需要は減衰するだろう。貴金属やきらびやかな洋服よりも、飢えや渇きを満たす物資の必要性を強く感じるだろう。改めて親子・家族の堅固な絆が見直され、無事健康・安全な家庭運営が再認識されるだろう。

 そのときには、どのような事前準備が必要とされるだろうか。連日、生まれたばかりの赤ちゃんと、赤ちゃんを囲むご両親の画像を見ていると、社会の大きな変化に直面して右往左往する姿を想像するだけでも心が重くなり、何かお手伝いできないだろうかという思いが募る一方だった。

 そう思い始めてから、もう何年になるだろうか。ある時期はインターネット上に溢れる情報洪水に溺れて方向性を見失った。独学期間が長く、なかなか方向性が見出せなかったときに、たまたまある大学院でインテリジェンスの講座が開講されていることを教えていただき、最終的には正規に受験して授業を受けることができた。まさか60歳を過ぎてから大学院の試験を受けるなど、想像もしていなかった。不思議なご縁だと思うが、ブログを通して知り合った小谷賢先生がたまたま防衛研究所の主任研究員で、ときどきアドバイスをいただいていた。その先生が、防衛大学と青学の大学院でインテリジェンスの講座が開かれていると教えてくださり、調べたら小谷賢先生ご自身が授業を受け持っていらっしゃった。

 個人や家庭のためのインテリジェンスという考え方を整理するのに、しばらく時間がかかった。しかし、大学院で学んだ世界主要国の国家インテリジェンスの概要や、情報収集・分析の手法の基礎を学ぶうちに、私なりの構想が具体的にイメージされるようになった。国を護る国家インテリジェンスの場合は、政治、外交、経済、軍事など文字通り国家安全のためにはあらゆることを視野に入れなければならない。しかし、個人や家庭を護るためのファミリー・インテリジェンスは、最終的には家族が固い絆で結ばれ、お互いに理解し合い受け入れ合う。そしてあらゆる緊急事態、非常事態を想定した備えをする・・・簡単にいうなら、それに尽きるのである。

 昨今、情報戦争やプロパガンダ活動は激化しており、印象操作・世論誘導が横行していることは周知の事実である。その結果、政権が転覆され、他国政府と内通した政権に移行するなら、確実に日本の弱体化、実質的支配化、属国化が進むだろう。武力によらず、唯一確実・合法的に政府を「転覆」させることができるのは、国政選挙である。そのために、一般国民に対する執拗な印象操作・世論誘導が実行されている。もちろん、政治意識の高い一般国民の増大を受け、市民レベルによるカウンターインテリジェンス活動も拡がりを見せている。集団通報、官邸メール、外患罪集団告発、懲戒請求などである。

 赤ちゃんの名入り絵本を突破口とする、私たちの営業活動の最大の難しさは、かかる国家安全の領域をどのように表現すべきかに尽きる。産婦人科の院長先生も個人的には異なる政治信条を持つ。赤ちゃんを迎えたご両親も同様で、国籍や宗教背景、政治意識もそれぞれに異なる。営業で接触する企業の皆さんや、行政関係、政治関係の皆さんも同様である。ある市の元市議会議長が、市長と市役所の担当部長に引き合わせてくれ、市議会の場でも私たちの名入り絵本について、質問形式で紹介してくれた。しかしその先生は、労働組合が支持母体であり、以前の民主党色の方だった。私の主張を聞いていただいたが、政治的な表現には難色を示されたのは記憶に新しい。

 人によっては、是非とも日本共産党、社民党、希望の党、立憲民主党などが連合して政権を奪取してほしいと考えている。別の人たちは、これらの政党は日本を敵視する外国政府と共謀する反日・売国政治家の集団だと忌避している。そのような環境下で、どのように国家の安全保障を基軸とするアカデミックな知識をレクチャーするべきか。また、現下の生々しい政局の動きや情報戦争を、その背景や史実とともにどのように伝えるべきか。自民党員でも共産党員でも、クリスチャンでも創価学会の会員でも、人間として有する共通の領域が必ず存在するというのが私の信念なので、今後も試行錯誤を厭わずに研究を続けていきたいと、思いを新たにしている。

 次の月越しまでにはまだ一ヶ月あるので、少しでも前進し、ネコの割には多弁、雄弁、能弁だなと言われるようになりたいものだ。
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