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昼寝ネコの雑記帳 近未来を現実的視点で見て、自己防衛すべき局面だ [政治]

昼寝ネコの雑記帳 近未来を現実的視点で見て、自己防衛すべき局面だ
http://hiruneneko.exblog.jp/28458827/ yori

 これまで、非常事態に備える手段として、食料品、飲料水に加えて基本物資を備蓄するよう勧めてきた。東日本大震災や熊本地震などの自然災害は、時と場所を正確に予測することが困難だ。従って、マスコミも事後報道に終始し、被災の予防にはあまり役立たなかった。

 しかし、自然災害はほぼ局地的に発生するため、他地域からの民間支援、政府や地域外の自治体、さらには自衛隊や米軍、他国からの善意の支援を受けることができた。しかし被災地では、今でも避難所生活の人たちが存在すると聞いて、心が痛む。

 一方、もし大規模な自然災害が、日本大陸全土で一斉に起こったなら、一体誰が支援の手を差し伸べてくれるだろうか。他国政府に頼るしかないのだろうか。他国からだと到達時間や距離の問題があり、行政機関の機能低下も想定すると、日本全国に支援が行き渡るかどうかを考えただけでも、絶望的な気持ちになってしまう。

 さて、現在の東アジア情勢で世界的な耳目を集めているのが、北朝鮮のミサイル・核弾頭問題である。左翼政党・政治家および一部のメディアや評論家は、アメリカが北朝鮮を挑発したから、このような事態を招いたと非難している。相変わらず、平和憲法・第九条を守ることによって、日本の平和は安泰だと主張もしている。

 このような議論は決して無駄ではないと思う。しかし、現実的な視点から考えると、アメリカ・北朝鮮の武力衝突の可能性は日増しに高まっていると判断するのが自然だと思う。北朝鮮が、核弾頭を搭載した大陸間弾道弾をアメリカ大陸に向けて発射する事態になると、アメリカ軍の徹底した迎撃・反撃侵攻となり、全面戦争は必至に違いない。

 毎日、それなりの数の政治ブログを閲覧してきたが、有事の際の国民に対する影響を、正面から取り上げた記事はほとんど記憶にない。あったのかもしれないが、記憶に残っていない。その点、今日のブログ「行橋市議会議員 小坪しんや」の記事「朝鮮有事と日本国内の被害(携帯小説風)」では、かなりリアルに、シュミレーションが行われている。→https://samurai20.jp/2017/12/keitainovel/

 ミサイルの着弾と、警察に対するテロ攻撃で治安状態を低下させ、原発攻撃、高速道路や鉄道、電力・水道・ガスなどの社会インフラに対する無差別テロによって、一気に日本国内の機能が麻痺してしまう・・・というシュミレーションだ。ミサイルや爆弾による攻撃の死者が多く発生するが、最終的に最も多く発生するのは餓死者だと結論づけている。詳細は、小坪しんやさんのブログをご一読いただきたい。

 数日前にも言及したが、北朝鮮の工作員は韓国ほどではないにしても、それなりの数が日本に潜伏しているといわれている。最近の日本海沿岸への北朝鮮木造船漂着が頻発している事実も、かなり危惧すべき現象ではないだろうか。

 さて、日本の現在の政府、各政党や政治家、市民団体、マスメディア、評論家はどのような視点で、かかる危機的状況を見ているのだろうか。

 彼等の視点や意図の如何に拘わらず、私たちのとるべき行動は、抽象的な議論や非難の応酬に巻き込まれず、あくまでも現実的な視点に立って自衛することではないだろうか。小坪しんや議員の記述内容で最も注目したのは、最終的に餓死者が続出したというシュミレーションである。

 地元川崎市の危機管理センターに電話で問い合わせたことがある。川崎市の備蓄食料は三日分だそうだ。それ以上は、国にお任せだそうだ。社会インフラがテロ行動によって壊滅した状態から、平常の生活に戻るまで、どの程度の日数がかかるだろうか。東日本大震災の例を見ても、数週間単位ではなく、最低でも数ヶ月を目安に自給自足の生活を想定する必要があるだろう。

 備蓄にはスペースとお金が必要であることは言うまでもない。しかし、財布の中に数十万円の現金を持っていようが、アメックスのゴールドカードを持っていようが、さらには銀行の貸金庫に金のインゴットを数十キロ持っていようが、市場に物資が流通していなければ、すべての資産は当座は絵に描いた餅に過ぎない。

 米あるいは玄米、乾麺、飲料水、缶詰かフリーズドライ食品、燃料(携帯ガスコンロ、七輪・木炭)、医薬品、デバイスと予備電源、冬の場合に備えた防寒着、軍手、持ち出しリュックなど、考え出すときりがない。

 12月18日前後を当面のXデーと想定し、とりああえず可能な範囲の備蓄を実行に移すよう改めてお勧めする。
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