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大和心への回帰 230.運命の分岐点。 [政治]

大和心への回帰 230.運命の分岐点。
http://www.yamatogocoro.com/article/455025381.html より

幸運と不運は紙一重であり、天国と地獄もまた紙一重である。

その差は言葉一つで人生を左右するほど微妙であるが、もしも大成功や大躍進するはずが意に反して大どんでん返しを食らい、転落した場合は、往々にして慢心、過信、自惚れ、邪心など、人の心の中に潜む欲望が運命を決める分岐点になるのではないだろうか。

かつての「十年一昔」も今は「一年一昔」。

例えば小池百合子。
去年の今頃は、悪を成敗するヒロインとして、向かうところ敵なし。日本中から喝采を浴びていた。

そしてあれから僅か一年後の今、女性初の宰相の野望は砕け散り、表舞台から消え去ろうとしている。

これを予測した人達が極めて少数であったことは、当時のメディアやブログ、そして様々寄せられたコメントを見れば一目瞭然である。

少数ではあるが、今日の現実を予測した人達は、彼女のこれまでの経歴や政治手法、政界での立ち回りや取り巻きや人縁、野心などを見ていたはずである。

中には、これとは全く別な見解を持つ人達もいる。安倍総理と裏で手を繋ぎ、日本再生のために民進党の解体に動き、憲法改正や安保法制の確立に向け、国家のために捨て石になった…という説などである。

真偽のほどは目に見えないので確認する術もないが、もしもこうした推測が当たっていたと仮定すれば、国家のために滅私の精神で貢献した稀代の救国のヒロインとして歴史に名を刻むであろう。

ただ、彼女が都知事に出馬した時の党内での立ち位置や、出馬に至る手順や手法を見る限りでは、随分横暴であったし礼を失していた強引さがやけに引っ掛かっていた。

腐敗した東京都連と、森元や石原元都知事と敵対することに衆目が集まり、本人の野心や下心はスッポリと覆いかくされてしまった。
この反動はいつかブ―イングとして跳ね返って来るだろうと、やたら胸騒ぎがしたことを思い出す。

一方、安倍総理はと言えば、朝日新聞や反日勢力の言い掛かり次元の倒閣運動に嵌まってしまい、就任以来最大のピンチに見舞われた。

支持率が低迷する中での解散は、どのように客観的に見ても自民党の大幅議席減は避けられない状況に映っていたし、倒閣勢力からは大義なき解散などと批判された。

姑息な倒閣勢力は、総理の専権事項である解散権にまで口を出し、やれ憲法違反だなどと喚き散らかした。

自らの政治生命を日本再生に見据え、その実現のためにあらゆる欲を捨てて、裸一貫で走り続けてきた安倍総理である。

結果は戦前予想された大方の自民大幅議席減は覆り、大勝となった。
大勝と惨敗は紙一重であった。
後になってから、非自民の比例票では自民を上回っていた、などと敗者はいうが、所詮は負け惜しみである。見苦しい。

安倍総理は、一見負け戦覚悟で、なぜ解散に踏み切ったのか。
今となれば、北朝鮮の核による戦後最大の国家危機に際し、国家のために私心を捨て大局的判断から、自民党議席減覚悟で解散に踏み切ったことを国民は理解している。

運命というのは、どうやら私心、下心、野心など欲を捨てて無心になれた人に加担するようだ。

一時は、飛ぶ鳥を落とすほどの勢いがあったとしても、目指す動機が個人の利害にある場合は、長続きせずいつか破綻する運命を辿るのが法則があるようだ。

時に貴乃花親方であるが、今回の騒動は逆風となって、責任問題に発展しつつあるようだ。

これが相撲界の将来を思って、私心を捨てての判断なのか、一部巷間で伝えられているように、理事長への野望を果たすために、現体勢の挙げ足とりという邪心からなのか。それは、第三者には知る由もない。

だが、これも相撲界の改革者として歴史に名を刻むのか、それとも孤立して平成の大横綱の名を汚し、挫折の道を辿るのか。

前者であることを願うのみである。
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