MIZUNAの部屋 今回はチキンレースで終わらないかも

MIZUNAの部屋　今回はチキンレースで終わらないかも
http://mizunamayuneko.blog.fc2.com/blog-entry-2426.html　より

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北朝鮮って、１９９０年ぐらいに、核兵器開発を行っていることがアメリカにばれて、大問題になったんじゃなかったっけ？

確か、それを受けて「核不拡散条約」から脱退し、核兵器開発続行を宣言し、全世界を恫喝したのでは？

続けてＩＡＥＡによる査察も拒否し、あわや戦争か？！というところまでいったのでは？

で、なんとか事態の収拾をということでカーター元大統領が訪朝し、とにかく話し合いによる解決の場を作ろうということでアメリカなど関係国が知恵を絞る。

で。
「軽水炉を北朝鮮に建設してやる代わりに、核兵器開発を放棄する」との条件を北朝鮮は吞み、危機は回避されたと、全世界は胸をなで下ろし安堵した・・・。

北朝鮮もＮＴＰに復帰。めでたしめでたし！

安心しきったアメリカ政府は、
「北朝鮮は過去何年も濃縮ウランによる核兵器開発を進めてきて、北朝鮮もそれを認めた。」と発表したところ、
北朝鮮はこれに激しく反発。
復帰していたＮＰＴからまた脱退。
ＩＡＥＡの査察官をも追い出す。
そして凍結していたプルトニウム抽出による核兵器製造を再開。

大慌ての関係国・・・。
２００３年北朝鮮とアメリカ、日本、中国、韓国、ロシアによる多国間協議、6カ国協議を立ち上げ。
ブッシュ政権は
北朝鮮の核兵器開発を監視
核兵器開発の再開を断固阻止
完全な核廃棄
を要求。
しかも、開発断念の見返りとしての軽水炉2基提供は盛り込まない。

アメリカは朝鮮半島に核兵器を持ち込まない。
北朝鮮を攻撃、侵略する意図はないと表明。

このような協議の下、
北朝鮮はすべての核兵器を放棄すると約束しましたが・・・

後日、北朝鮮は
「２基の軽水炉が完成して初めて、核放棄を宣言」とする外務省談話を発表。
ＮＰＴにも復帰し、
ＩＡＥＡの査察受け入れのための保障措置協定をも結ぶと、
どや顔で言い放ちました。

結局、６ヶ国協議から出された共同声明は反古にされる結果となりました。

したたかというか
狡猾というか

ダダをこねたら何かが貰える！
こういうスタンスですね。

北朝鮮は
協定とか
条約とか
合意なんて
大して重要だとは考えていない節があります。

まあ、「暇つぶしに付きあう程度のもの」と言う感覚。

何かルール違反なことをしでかして
国際社会からクレームが付いた場合、
まず
強硬な姿勢を演出！
とりあえず吠える。
怒りの余り前後不覚に陥る様子を見せつけ、
相手の様子を見る。
平行して、
相手の要求と、落としどころを瞬時に計算。

ダメ元で、譲歩案があると仄めかす。
関係国が飛びついてきたら、有利に話し合いを進め、
自国の利益になる部分のみを要求。
他国の要求は「聞くだけ」で受け入れるとは言わないし、要求に従うことはない。

「やめます」
とか
「中断です」
とか
「しません」
とか言うだけで、相手からどんどん譲歩が引き出せる。

これ、一回味を占めれば止められないですね。
一度でも譲歩を引き出すことに成功すれば、
それが前例となって、どんどん譲歩を引き出せるようになる。

まあ、例えは悪いですが、間違った教育をしてモンスターになったクソガキってところかな？

ダダこねるとおもちゃを買って貰える。
ダダこねるとお菓子をいっぱい買ってくれる
ダダをこねると小遣いを増やしてくれる。
ダダをこねるとゲーム機を買って貰える。
ダダをこねると学校に行かなくてもいいようになる。
ダダをこねると車を買って貰える。

こんなこと繰り返したら、もう親や学校の先生の言う事なんて聞かなくなります。
こんな状況になって「絶対ダメ」とかいったら、
ダダこねるんではなく
大暴れすると想います。

これが今の北朝鮮の姿。

さて、誰が北朝鮮をこんな姿にしたのでしょう？
北朝鮮自身？
それとも・・・。

さて、現在狂ったように大暴れする北朝鮮・・・
次は何をするのでしょう？

モンスターになった「ガキ」は
親兄弟に金を無心するが、
親兄弟も財力が尽き、要求を拒否・・・
すると何が起こるか？
怒りの余り親を殺しますね
兄弟を刺し殺しますね
祖父母を殴り殺しますね！

怖いですね〜。
どうしましょ？

そういう悲劇が起こる前に＊＊＊か・・・。